
Oral consultation
口の怪我
お口のけがで気をつけなければいけないのはどのような点ですか。
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お口以外のところは大丈夫ですか?特に頭をぶつけてないかを調べることは大切です。
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歯をぶつけましたか?
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出血していますか?
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かみ合せが変になった、口が開かない、口が閉じない、口を動かすと痛い、といった症状はありますか。
できるだけ早くお近くの歯科医院かまたは口腔外科を受診してください。なお、来院するまでの間、ぐらぐらになった歯がすぐにでも落ちそうな状態でしたら、指で軽く押し込んでください。歯がぽろっととれて口の中に落ちたら、すぐに清潔な手で抜けたところにそっと差し込むか、舌の下や頬粘膜と歯の間など、口の中に入れるなどして乾燥を防いでください。
ころんで歯をぶつけてしまい、歯が抜けて地面に落ちてしまいました。抜 けてしまった歯は、もうだめですか。
歯はどこかにありますか。歯が見つかったならば、汚れを水道水で軽く洗ってください。そして、歯をもってすぐにお近くの歯科医院か口腔外科を受診してください。抜けてから元の位置に戻すまでの時間が短ければ短いほど歯が元の位置で機能を果たすようになる可能性が高くなります。その可能性は2時間以内ならば、かなり高いですが、それ以上たってしまった場合でも可能性はありますので、抜けた歯を持ってきてください。
ぶつけて抜けてしまった歯を洗う際に、注意する点はありますか。
抜けた歯を元の位置にもどした後、歯が元どおりに機能するようになるためには、歯の根の周囲にある歯根膜という組織を保護することが大切です。ですから、歯の根の部分を洗う時は、歯の頭の部分をもって、できるだけそっと洗うなどしてください。
ぶつけて抜けてしまった歯を持っていく時の注意点を教えてください。
洗った後は、乾燥しないように気をつけてください。乾燥しないようにするには、手 近なものとして牛乳の中に入れるという方法があります。あるいは、患者さんか保護者のお口の中に入れて唾液で乾燥しないようにして持ってきてください。以上のものが無理ならば、水の中に入れてください。薬局で市販されている生理食塩水やハンクス液などが手に入れば、それに入れる方法もあります。