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味覚障害

お口の健康相談室

「食べ物の味が分からない」というのが味覚障害(taste disorder)です。味覚障害は増えています。歳をとって体の働きが衰えるのに伴って味覚障害も起りやすくなります。中高年だけではなく、若い人の間でも、過度のダイエット、インスタント食品やファーストフードの増加、偏食などが誘因となって味覚障害が増えています。

 
 
味覚障害の原因は何ですか。

味覚は食品中に含まれていた味物質が口の中にある味を感じる器官である味蕾に入り、味細胞と接触します。この刺激が味覚を伝える神経を経由して大脳の味覚野という部分に伝えられます。この伝達経路のどこかに異常があると味覚障害が起ります。その障害の部位によって、伝導性、感覚性、神経性に分けられます。亜鉛の欠乏によって味細胞に異常が生じ、味覚障害が起ることはよく知られています。
薬の副作用によって味覚障害が起ることもあります。味覚障害を起こす薬には、尿を出す薬(利尿薬)、血圧を下げる薬(降圧剤)、結核の治療薬(抗結核薬)、糖尿病の薬(糖尿病剤)、抗生物質、ビタミン剤、解熱薬や痛み止め(解熱鎮痛剤)があります。これらの薬を飲んでいて味覚障害と思われる症状が出たときには、主治医に相談してください。
嗜好品や食習慣も関係することがあります。過度の喫煙や飲酒は味覚を低下させることがあります。舌苔によっても味覚が低下することがあります。熱い食べ物や辛すぎる食べ物もよくありません。

味物資が味細胞に到達しないために起る味覚障害を伝導性味覚障害、味細胞に異常が生じて起る味覚障害を感覚性味覚障害、味覚を伝える神経や何らかの脳の異常によって起る味覚障害を神経性味覚障害といいます。さらには、妊娠中には食べ物の好みが変わることも知られています。また、精神的な原因によって起る心因性味覚障害もあります。

 
 
味覚障害はどのように治療するのですか。

舌苔や、口の中が乾燥するなどが原因であれば、それに対する治療を行います。亜鉛の欠乏によるものであれば、亜鉛を含む薬(硫酸亜鉛やグルコン酸亜鉛などの亜鉛製剤)の内服を行います。薬の副作用によるものであれば、主治医と相談の上で、薬の投与量の変更や投与中止を行うこともあります。過度のダイエットや偏食によって起るものでは、味覚障害だけでなく、月経不順が起きたり、骨粗鬆症などの誘因にもなりますので、規則正しくバランスの良い食事を摂ることが必要です。

 
亜鉛を多く含む食品にはどのようなものがありますか。

海藻類には亜鉛が多く含まれており、オーストラリア産のソルティアという海藻から作られる食品は治療にも使われることがあります。他にも、豆類、きのこ類、ちりめんじゃこなどの小魚、レバー、乳製品、卵黄、カシューナッツ、ごま、そば、オートミール、たけのこ、ブロッコリー、バナナなどにも亜鉛が多く含まれています。

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