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Oral consultation

顎 関 節 症
目次
顎関節症とは
顎関節症とは

顎関節症(がくかんせつしょう)という病気をご存知ですか?

 顎関節とは、あごの関節のことです。あごの関節に不快な症状を生じる顎関節症が増えています。

 顎関節症は若い女性に多く、珍しい病気ではありませんが、あごは常に動かすところなので、痛みやお口があかないなどの症状は、日常生活に支障をきたします。

 顎関節症の原因はさまざまです。生活習慣が関係していることがあり、悪い姿勢、片側だけで噛む癖、くいしばりなど注意が必要です。咬み合わせが原因となることがありますが、現在では、咬み合わせはいろいろな原因の中の一つと考えられています。

 顎関節症の中で一番多いのは、関節円板という靭帯(じんたい)の異常です(図1)。関節円板は、下あごの骨と頭の骨との間にあり、クッションの役割をしています。関節円板の変形は、雑音や痛みの原因となり、関節円板が前の方にずれてしまうと、お口が開きにくくなったりするなどの症状が生じます。

  *関節円板はX線写真に写りませんので、関節円板を詳しく調べるためには、MRIという特殊な画像診断が必要となります。

図1 下あごの骨と関節円板との関係
 丸で囲んだ部分があごの関節です。お口を大きくあける時、下あごは前方にも動きます。
 関節円板の異常が起きて、前方にずれ落ちてしまうと、下あごが前方に動くことができなくなり、その結果、お口があきにくくなります。

代表的な治療法

歯のかみ合わせに異常がある場合には、かみ合わせを修正します。マウスピース(図2)を使った治療 (あごの関節への負担を減らし、あごを安静に保つため)も行います。
その他に、理学療法(お顔のまわりの筋肉のマッサージやストレッチ)を行ったり、くいしばりや悪い姿勢などに注意するセルフケアを行ったりします。
ストレスなど精神的な要因が顎関節症の誘因となっている場合には、心身医学的な治療法を行うことがあります。
*あごの骨や関節円板の異常が著しい場合には、関節内を薬液で直接洗浄するなど外科的な治療が必要になることもあります。

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治療法
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